9月9日

3〜5分

 9月9日は古来から菊の節句と呼ばれていた。めでたい日なのだそうだ。私の食中毒も完全に治り、昨日の夜から酒を飲み始めた。菊の節句とともに救急の日でもある。しかし、いくら救急の病気でも熱があればコロナ検査をしなければならず、病状が悪化するのではないかと心配する。日本でもそうなのだろうか?

 仕事の方は一つけりがついた。新製品の採用が決まり、二年半にわたる開発が終了した。こだわりからか一番難しいところに注力していたので、採用されるまで時間がかかった。原材料は溶融、加工、その先の加工と工程が長く、何社もの評価・認定が必要だ。そこに半年かかった。中国では溶融にあった原料の開発が一番難しい。そして人はこぞってハイグレードを作ろうとする。汎用品ではもうからないからだ。

 中国に活動の拠点を移し15年がたった。この15年、中国の石英は飛躍的に進歩した。その間に欧米の石英は衰退し、日本も合成に特化するようになった。中国の合成もあるが、もう先進国の後追いではいつまでたっても追いつけないだろう。今回の我々の開発品は誰もが過去に諦めた方法だ。二十年以上前に私が開発したのだが、それが二十年たって実用化した。執念だ。考えてみると、実用化できなかった技術を開発費が安い中国で実用化研究をするのはありかもしれない。今まで中国は先進国の真似をしてきた。それは中国国内需要を満たすだけでもメリットがあったからだ。しかし、中国の輸出が大きくなるとパテントの壁や強烈な値下げ交渉にあうようになった。そういうことから中国では最先端の技術開発の必要性もつ経営者が多くはなっていた。しかし、失敗を恐れる国民性と奇抜なアイデアを持つ人がいないというジレンマに陥っていた。今でも中国は模倣社会だ。画期的な技術を開発することには向いていない。だから実用化できなくて埋もれている技術を中国でやる必要がある。今回は良い例だと思う。

 

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