久しぶりに石英ガラスの話

2〜3分

 石英ガラスのとある話題について話そう。それは中国の光学用レンズ市場だ。この市場はびっくりするほど大きい。聞いた話では年1000億円と言われる。市場は二つに分かれる。一つは軍事用、もう一つは民生用だ。民生用のほとんどは廃棄された合成石英をリサイクルする。レンズメーカーの買値は5~10円/gである。この価格差は大きさである。大きい方が高い。だが廃棄合成石英は形状が不安定で小さいものが多い。要求特性は無気泡と紫外透過性である。

 かたや軍事用はさらに気泡などが厳しいし、安定供給ができるものでなければならないので、四塩化ケイ素から製造されたものが使用されている。価格は20~50円/gである。

 我々は自社の合成シリカからプラズマ法により軍事用途のレンズ素材の開発に成功した。これはMKCにはできないレベルである。また民生用レンズも販売し始めた。寸法は200㎜角以下で5円/gである。今1000mm角のインゴットを試作しているが、このサイズは10円/gで売れる。

 今、新規溶融法を考えている。成功すれば一気に用途は広がる。天然石英を駆逐することができる可能性を秘めている。装置からの設計なので一年くらいかかるかもしれない。

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