新型コロナウイルス肺炎で急逝した志村けんさんの訃報が日本列島を涙で濡らしている。
酒を愛し、女を愛し、そして笑いで列島を明るくした70年の人生。ザ・ドリフターズの人気メンバーで老若男女に親しまれ、「8時だョ!全員集合」での「東村山音頭」「ヒゲダンス」、冠番組では「バカ殿様」「変なおじさん」などのキャラクターを生み出し、「アイーン」「だっふんだ」などのギャグでお茶の間を沸かせた。
酒は晩年も飲み歩きをやめず、後輩芸人からは「夢がある」ともてはやされた。高級すし店ですしをつまみ、銀座の高級クラブへハシゴ。美女をはべらせて飲んだあと、「次どうしますか」と水を向けられると「すし屋行こうか」と答えたりするのだという。
「ご本人は『本当言うと安い居酒屋が口に合うんだ』とおっしゃっていました。サラリーマンでワイワイ、ガヤガヤするような大衆酒場の暖簾をくぐり、カウンターでグビグビやったりするような。そこで誰彼構わず盛り上がっちゃう。ただ帰るときに運転手付きのロールスロイスが迎えに来る。麻布十番や西麻布界隈での目撃情報は枚挙にいとまがない」
「タイプは20代の若い女。美形や巨乳だったら、もっと好きで、相手がタレントなら番組での共演を持ち掛けたり、座長公演の舞台に呼んだりしてお近づきになる。そして飲みに誘って口説くのがパターンでした。いろんな美女たちとの浮名を流し、結婚秒読みと噂された相手もいましたけど、ゴールインまで行かなかったのは、しばらくするとまた新しい若い女が出てきて、そっちに目移りしちゃうから。女たちが放っておかなかったのでしょう」
「モテますねえってお声がけすると、かなり酔っぱらったご様子で『嫁さん欲しいんだよ。だからねえ、毎晩良い子探しに旅に出ているんだ』って笑ってくれました。でも実は共演者やスタッフを連れての反省会。本当に仕事熱心なんだなあと思ったものです。とはいえ、肩ひじ張ってのものじゃない。公私ともにエンジョイする人生の達人に見えました」
「女の子も好きだけれども、お酒の席はもっと好きなのだというお話を志村さんから伺ったことがあります。酒席宴席での評判もすこぶる良かった。とにかく金払いがきれいで、高級なお店を何軒はしごしても、全てパーッとおごられるそうです。また、付き合うことになった女性にはカードを渡して、好きなように使ったらいいと。別れることになってしまったときも、ドカンとまとまった金額を相手に渡されていたそうです」
志村けんは、タモリやビートたけし、さんま、所とは違う生粋のコメディアンだった。そしていくらお金や名声があっても、基本はずっと変わらず若い時のままだったのだろう。