早いものでこのホテルに来てから14日が経つ。早いものだと思うのは歳老いたせいか。5時には起床、シャワーを浴びて脱いだ服の選択。エアコンが使いっぱなしにできるので服の乾きは早い。そのあとは掃除。そして日本から買ってきたお茶を飲む。今までの人生ではお茶を飲むことなど無く、もっぱらコーヒーだったから少し物足りない。コーヒーが無性にほしくなる時がある。朝ごはんはおかゆと饅頭、卵が支給されるが、ゆで卵と持参したクラッカー5枚を食べる。その後は、仕事のチャットをしたり、インターネットで日本のテレビ番組を見たりする。9時半ころ朝計った体温をWeChatで報告する。体温計は水銀体温計で老人には見にくい。
私の場合、日本から帰ってきたばかりだからPCもあるし、着替えもある、食べ物も酒もあるので別段困ることはなかった。困ったのは食事だ。血圧が高いということで、減塩食にされたのだ。味気のない中華料理ほどまずいものがない。バックにあったケチャップをかけたり、ふりかけをかけて食べたりした。さらに日本製の血糖値計で毎日測り、食事を制限したので血糖値も下がった。おかげでズボンがゆるゆるになった。口がさみしくなるとのど飴を舐めた。
そんなこうなでみんなが考える隔離生活は私にとっては別段苦痛ではなかったが、唯一散歩ができないために運動不足になって筋肉が落ちたことが気がかりだ。少し腰が痛いのも筋肉が落ちたせいだろう。途中でロキソニンテープを使ってだいぶ良くなった。私のピルケースにはいろんな種類の薬がある。血圧の薬はもちろん、便秘、風邪薬、解熱剤、痛み止め、睡眠誘導剤。毎日飲むのではなく、症状が出たら飲む。ただ失敗したのは髭剃りを持ってこなかったことだ。二週間でひげが伸びた。髭は黒い毛と白い毛が混ざって、異様である。明日帰ったら、髭を剃らなきゃ。
出たらまず、アパートの部屋の掃除と洗濯だな。明日、明後日は天気が良いようだ。その後は買い物だな。そして日本料理でも食べに行こうか。