3700人の乗員乗客からまず135人の感染者が見つかったという。ホラー映画のような話である。乗客のほとんどが高齢者のようだが、高齢者は一緒にいる高齢者と交流する。病気が蔓延するのは避けられない。こういう災難はあるものだ。
私は飛行機に乗ることが多い。一年に100回以上乗ったことがある。乗るときに思うことは、もし落ちたらということだ。でも落ちて死んだらそれまでだ。死んだ後のことは残された人が考えるものだ。「私は自分の思い通りに生きてきた」それで自分を納得させる。いつ死んでもいい、でも今でも生きているということは神が私に「もっとやることがある」と言っているのではないかと都合よく思っている。
私は孤独が好きだ。一人でいることが多い。したがってクルーズ船など一生縁のないものだ。人には二種類の人がいる。孤独に耐えれる人と孤独に耐えられない人だ。私は孤独が好きだ。でも人と話すことはできる。孤独とは自分の内なる心にはいることだ。だから一般的に言う独りで過ごすということではない、心の中に自分の世界があることを言うのではないか。だから孤独に耐えれる人とはそういう人のことだ。孤独に耐えられない人は自分の心の中に自分の世界がない人だ。人に頼り、文句を言い、憎み、そういう気持ちが湧く。
私は幼いころ、猩紅熱になって隔離されたことがある。今は抗生物質により治る病気だが、昔は大変だった。病気がちだった私は長くは生きれないと言われたこともあった。子供のころの生死感は死ぬまで変わらない。