人生について考えてみる

2〜4分

 土曜日の朝である。子犬はこの世界に生まれた偶然をどう思っているだろうか?地球が生まれて48億年。我々の人生だって、瞬きのような瞬間で終わる。宇宙空間の広さからすれば電子のように小さい存在でもある。

 心理学には発達心理学という分野がある。もう私はすでに老年期に入っている。老年期の課題は「統合」だ。学校や会社の中で生きてきた人が歳をとり、定年になり社会とだんだん遠ざかっていく。そして自分の存在感に疑問を持つようになるかもしれない。自分の死を意識すると、この社会を客観的に見ることができる。

 この客観的に見るということは老年期にとって非常に重要なことである。今の社会、自分を客観的に判断することは、いわゆる「統合」の始まりなのだ。しかしながら人間は客観者になるのが難しい。川(時間)に流される自分は常に川の中にいるからだ。

 自分たちは子犬のように望みもしないこの世界に生まれてきた。そして一瞬で人生を終える。それが宇宙の法則なのだが、さらに宇宙の法則は若い時にした経験や知識によって、人生を考えることが必要だと説く。それに関し、エリクソンは自分の人生を受け入れ、認めることが「統合」だという。私は自分の人生を悪くはない生き方だと思っている。歳老いて円熟味を増して余裕が生まれれば人生は成功だ。そのカギは老年期の「統合」にかかっている。

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